カエルアンコウ属

これも『カエルアンコウ』かなぁ?

カエルアンコウ(antennarius-striatus)

1997.05.10 大瀬崎・岬の先端

前に二度ほど、カエルアンコウの話をしたのですが、その時に出てきたエスカですが、今回は解りやすく写っているので。
と言っても、どれがエスカか解らんですよね? (^^;

カエルアンコウ(antennarius-striatus)

1997.05.10 大瀬崎・岬の先端

(^^;
赤で囲んだ部分ね。(^^;
今は、折りたたまれた状態です。
これがですね、小魚とかが近づくと、おでこの前の方でブラブラ揺らせてエサのように見せる『疑似餌』になるわけですね。
釣りで言うと、ルアーみたいな感じです。
そもそもが何かに擬態していて、その上疑似餌を使うなんてすごいですよね?
詐欺師そのもの。(^^;

「そんなので騙されるのか?」
と思うかも知れませんが、騙されます。
ルアーもそうですが、全然エサっぽく見えないものもあります。
でも、魚からすればそれは、美味しそうなエサなんでしょうよ?
イメージ戦略と言えば良いのでしょうか? (^^;

人間も、大して欲しくないものでも、
「最後の一つです」
とか、言われると、買っちゃったりしますよね? (^^;
そう言う感じなんじゃないかな?

あと、コイツらは、いつもじっとしていますが、捕食の瞬間はもの凄く素早いです。
ホント、一瞬で捉えちゃいますので、捕食される側、、、
つまり、エスカに釣られる方の魚がある程度近づいたら、もう射程距離内なんですね。
相手がエスカを食べようとするまで待つと言うより、どちらかというと、エスカの方に気を取られている瞬間に捕食するような感じです。
丸呑みですから、本当に一瞬です。
おそらく、食われた方も、「食われた」とは思って居ないでしょうね。(^^;
それくらいの素早さです。

捕食する相手の大きさですが、相当大きなものでも食べます。
お腹がまん丸になって居るものも居て、そうなるとしばらくは重いどうりに動けません。(^^;
水中ライトとかで向こう側から照らすと、何を食べたのか解るくらいパンパンになって居るのもおります。(^^;
食いしん坊なんですよね。
ただ、捕食の期会が少ないと思われるので、自然界では厳しいですが、飼育下では、与えれば与えるだけ食べるので、すぐに大きくなり手に負えなくなります。

ではまた。(^^)/~~~

界■動物界(Animalia)
-門■脊索動物門(Chordata)
-亜門■脊椎動物亜門(Vertebrata)
--上綱■有顎上綱(Gnathostomata)
-----■魚類(Pisciformes)
-----綱■条鰭綱(Actinopterygii)
------目■アンコウ目(Lophiiformes)
-------科■カエルアンコウ科(Antennariidae)
--------属■カエルアンコウ属(Antennarius)
---------種■カエルアンコウ(Antennarius striatus)

-カエルアンコウ属
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