ミズヒキガニ属

ナイトダイビングでよく見かける『ミズヒキガニ』。




ミズヒキガニ(eplumula-phalangium)

1996.12.23 大瀬崎・湾内

血液クリーニングでカラダ元気!

日中も居るのかも知れませんが、ワタクシは、ナイトダイビングで見かけることが多いです。
しかも、この写真の通り『ムラサキハナギンチャク』のところでよく見かけます。共生しているのかどうかは不明ですが、ムラサキハナギンチャクは触覚(この写真で言えば、身らしき色した先っぽ)で魚とかを捕まえて食べるので、ミズヒキガニが捕まえられないと言うことは、共生関係にあるのかもしれませんね。
どのムラサキハナギンチャクにも付いているわけではない(あるいは、付いていても砂の中とか)と思うので、数的には少ないのでしょうけど、じっくり探せば必ず会えると思います。
割と性格がきついのか、カメラを構えて近づいていっても、逃げません。
むしろ、一番後ろの脚を高く上げ、威嚇してきます。その姿が『水引』に似ているから、この名前が付いたのかな?

この個体で、10センチは無いと思いますが、いわゆる大きさで言うと、大きい気もしますが、実際甲羅のサイズは1センチくらいなので「小さい」と表現するべきか「大きい」と表現するべきか微妙ですよね? (^^;

まぁ、食べることは無いと思います。
ざくざく居れば、また別の話ですが、大抵1個体ずつしか見かけないので、これを食っても、食べ応えが。。。(^^;

『甲殻類』は割と滑稽なのが多く、この『ミズヒキガニ』もワタクシ的には、
「もっと長く見ていたい」
と思うのですが、一緒に潜る人は、そんなに興味が無いみたいで、、、(^^;

雌雄の関係や、産卵、そういうのは、よく解りません。

見た感じ『クモガニ科』っぽいと思ったのですが『ミズヒキガニ科』と言う科に独立して分類されており、やっぱりこの第四脚を上げる仕草は、このカニ独特なんでしょうね?
ただ、この科に他に分類されるカニって、何か居るのかな? (^^;
小っちゃいから、可愛いけど、これが『タカアシガニ』サイズで、このポーズで威嚇されると、かなりコワイですよね? (^^;

上記のように、人との関わり合いは、かなり薄く、情報も少ないです。
飼育する人も居るのかなと思ったのですが、もし『ムラサキイソギンチャク』など、他の動物に依存する生活をしているのなら、それはそれで、かなり大がかりな飼育環境になると思われ、
ちょっと、無理かな? って気がするのですけれども? (^^;

もっと、ちゃんと観察しておけば良かったなぁ。。。(^^;

ではまた。(^^)/~~~


 

界■動物界(Animalia)
-門■節足動物門(Arthropoda)
-亜門■甲殻亜門(Crustacea)
---綱■軟甲綱(Malacostraca)
---亜綱■真軟甲亜綱(Eumalacostraca)
----上目■ホンエビ上目(Eucarida)
------目■十脚目(Decapoda)
------亜目■抱卵亜目(Pleocyemata)
-------下目■短尾下目(Brachyura)
--------上科■ホモラ上科(Homoloidea)
----------科■ミズヒキガニ科(Latreilliidae)
-----------属■ミズヒキガニ属(Eplumula)
------------種■ミズヒキガニ(Eplumula phalangium)



-ミズヒキガニ属
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