Crenavolva属

『アヤメケボリ』で良かったかしら? (^^;




アヤメケボリ(Crenavolva traillii)

1994.02.19 大瀬崎・柵下

【保険ガーデン】


カメラ1台は水没しぃ~の、もう一台はフイルム切れぇ~の、の、思い直しでもう一本行っときました。(^^;
それが、昨日のクダゴンベです。その後に撮ったのがこのアヤメケボリらしき、貝なんですけどちょっとどうかなぁ? (^^;
仮にアヤメケボリだとしても、オラの図鑑には『アヤメケボリダカラガイ』となって居るのですけど、これはどっちが正しいのかなー?

2匹居るんですけど、下に居るのが対象の個体です。上に居る(お尻向けてる)のは別種のベニキヌヅツミガイだと思うのですが、どうかなぁ? (^^;
下の方は、外套膜が収納されつつあり、貝殻自体が真っ赤だと言うことが解ります。上のは、外套膜が少しだけ開いているんですが茶色ですよね?
え? 別角度から撮れって?
いや、この左側がドロップオフの崖っぽい感じで、回り込めないんですよ。(ノω・、)
向こう側にもソフトコーラルがいっぱいあって、無理。 (ヾノ・∀・`)ムリムリ
アヤメケボリとベニキヌヅツミガイの同定が正しいかどうかは別にして、とにかく別種なのですよ。。。(^^;
で、これは、仲良く暮らしているのか、それとも縄張りを主張し合っているのか解りませんが、周りのヤギのようすからして、このヤギのポリプを食べているのかな? (^^;
だとすると、この宿主にとっては、2匹とも迷惑な話ですよね。(^^;

でもね、ここから先は、全く独断と偏見の想像ですけど、こうやってポリプをかなり食べられたようなヤギが死んでしまうようには見えません。いつ見てもわりと元気よく居ます。
とするとですね、こうやって、ポリプを食べてもらうことによって、新しいポリプが再生されるように促しているのではないのか? とも思うんですけど、どうでしょうか?
ニワトリの共生換毛と同じで、そうすることによって細胞が若返るというか、そんな感じでどうよ? (笑)
我々人間も、健康のために食物繊維を摂れと言われるのは、腸内のヒダに溜まったゴミとかヒダ自体を絡め取ってヒダが新しくなって腸がキレイになって、結果、健康になる、みたいなのを聞いたことがあります。本当かどうかは知らんけど。。。(^^;
ま、そんな感じで、ヤギ自体にも役に立っているのではないかという想像です。(^^;
前はこのことをすごく心配していたのですが、ポリプの再生とかはかなりのスピードらしく、そんなに心配することがないようなことを誰かから聞いた記憶があるので。
だとしたら、これもある意味『共生』といえるのかもしれませんよね。

この写真のアヤメケボリは外套膜を閉じようとしていますが、写真を撮る前は完全に開いており、外套膜がまるでヤギのポリプにそっくりに擬態しており、
「こりゃ、ベニキヌヅツミガイが間違って食っちゃうんじゃないか?」
と、思って居たら閉じ始めたので、マジで、食われ書けたのかもしれませんよね。。。(^^;
どちらもヤギと同じく深紅ですが、擬態はアヤメケボリの方が一枚上かもですね。(^^)

ではまた。(^^)/~~~

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界■動物界(Animalia)
-門■体動物門(Mollusca)
-亜門■甲殻亜門(Crustacea)
---綱■腹足綱(Gastropoda)
---亜綱■直腹足亜綱(Orthogastropoda)
----上目■新生腹足上目(Caenogastropoda)
------目■吸腔目(Sorbeoconcha)
------亜目■Hypsogastropoda亜目(Hypsogastropoda)
-------下目■タマキビ目(Littorinimorpha)
--------上科■タカラガイ上科(Cypraeoidea)
----------科■ウミウサギガイ科(Ovulidae)
----------亜科■Prionovolvinae亜科(Prionovolvinae)
------------属■Crenavolva属(Crenavolva)
-------------種■アヤメケボリ(Crenavolva traillii)


-Crenavolva属
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