ゼブラガニ属

寄生する奇妙な姿の『ゼブラガニ』。




ゼブラガニ(zebrida-adamsii)

1996.09.10 大瀬崎・大川裏

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こうやって、ウニ類に寄生しています。『共生』ではなく『寄生』だとおもいます。『共生』はお互いにメリットがあるのですが『寄生』は、寄生している方だけにメリットがあります。寄生されている方にはメリットがないと思います。

で、写真は、『イイジマフクロウニ』というウニに寄生している『ゼブラガニ』です。『イイジマフクロウニ』のトゲには、かなり毒性が強い毒があり、この上にお尻から落ちた友人が居りましたが、彼のその後の消息は解りません。(笑)

写真を見ると色が似ているので一見擬態しているように見えますが、白っぽい『ラッパウニ』とかにも寄生するので、そういうわけでもないみたいです。
『ラッパウニ』も毒を持つので、そう言う毒を持つ動物に寄生することで、外敵から身を守られるので擬態する必要は無いのでしょうね。



あと、この写真は寄生を始めて時間が経った居ないのか、よく確認できませんが本来はこのトゲをハサミで刈り取って、自由に行き来できる道を作って寄生しています。
それも、全部刈り取るようなことはなく、自身が移動する範囲だけ、キレイに刈り取っていることが多いです。
刈り取ったウニのとげを食べるらしいですが、食べているところは見たことがありません。食べるとしてもそれが主食かどうかは解りません。
あと、食べるのなら、
「何故、全部食べないのか?」
と言う疑問があります。(全部食べると、守って貰えなくなるからかな?)
しかも、ダイビング中に刈り取られたウニ類をみると、かなりの確立で寄生されており、
「ある程度食べて、移動する」
というのは、考えにくく、
「主食は別のものなのかなぁ?」
と思って居ます。
でも、もしかしたら、ウニのとげにも美味しい部分とそうでない部分があり、美味しいところだけ食べ終えたら、別のウニに移り変わっているのかも知れません。
ただ、一定の法則で刈り取られているというイメージはないので、
「ただ単に、自分の動きたい部分だけ刈り取ったんだろうなぁ」
と言うのが、正直な感想です。

この写真だと、これ、上を見上げているような格好になります。
よく解らないかも知れませんが。。。(^^;
あと、向こう側を向いていて、見えているのは背中です。
変なヤツ。。。(笑)

ではまた。(^^)/~~~


界■動物界(Animalia)
-門■節足動物門(Arthropoda)
-亜門■甲殻亜門(Crustacea)
---綱■軟甲綱(Malacostraca)
---亜綱■真軟甲亜綱(Eumalacostraca)
----上目■ホンエビ上目(Eucarida)
------目■十脚目(Decapoda)
------亜目■抱卵亜目(Pleocyemata)
-------下目■短尾下目(Brachyura)
--------上科■Pilumnoidea上科(Pilumnoidea)
----------科■ゴカクガニ科(Pilumnidae)
----------亜科■ムラサキゴカクガニ亜科(Eumedoninae)
------------属■ゼブラガニ属 (Zebrida)
-------------種■ゼブラガニ(Zebrida adamsii)

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